私はずっと“先生業”を生業としていますが、今も昔も音楽活動の傍らに先生をしている人が大勢います。
人柄や指導力を買われて“先生”の仕事もしているという人もいれば、音楽だけでは食べていけないからバイトとしてやっているという人もいます。
昨今、個人の先生が増えたのは、SNSやマッチングサイトで手軽に自分をアピールできるようになったからでしょうか。
とくに資格はないので、「音楽経験がある」「ちよっと歌に自信がある」「ボイトレの講習を受けた」それくらいでも先生を名乗ってしまえば、その日からボイストレーナー、ボーカルコーチになれてしまいます。
生徒さんからすれば、選択肢が多くなって良かったのかもしれませんが、その分、能力に差があることを理解しておくべきでしょうね。