季節を巡るプレイリスト
音楽で感じる12か月の季節。今回は、それぞれの月に合わせて選んだ楽曲をご紹介します。ジャンルも年代も異なる曲たちですが、一年を通して聴くと新しい発見があるはずです。
▼選曲者 K.M 40代 女性、紹介文 K.M and NOBU
1月/Circle of Life − Elton John
新しい年の希望を象徴する「サークル・オブ・ライフ」。アフリカを感じさせるオーケストラと広がる壮大な歌声が、自然と一年の循環を意識させるディズニーの名曲。
2月/Someone Like You − Adele
大切な人を想い返す2月にぴったりの切ないバラード。パリのモノクロ映像と静かなピアノが、失恋からの再生と深い感情を呼び覚ます。
3月/Blackbird − Glee Cast(Cover)
春の訪れに寄り添う優しい歌声が重なるカバー。アコギのイントロと柔らかなハーモニーが、自由への羽ばたきを象徴する名曲を温かく包む。
4月/Beautiful Day − Keyon Harrold feat. PJ Morton
日常の息吹を祝い、視点を変えることで美しさを見つけられるジャズ・ナンバー。柔らかいトランペットと安らかな3-2クラーべが、平和な春の日差しを感じさせる。
5月/Blow Your Mind − Jamiroquai
伸びやかな新緑を思わせる軽快なファンク・ナンバー。Jay Kayのスキャットとホーンセクションが踊り出したくなる高揚感を呼び覚まします。
6月/Raining in Manila − Lola Amour
雨と郷愁が重なる6月に響く恋歌。日本のシティ・ポップの影響を受けたサウンドが、離れていった友人への思いと故郷への郷愁を切なく描く。
7月/愛が一層メロウ − 離婚伝説
キャッチーなシティ・ポップ風の離婚伝説デビュー曲。“I got it, so mellow”というリフレインの英語遊びが夏のドライブにぴったり。ボーカルとギターの浮遊感が、開放的な恋の揺らぎを表現しています。
8月/生まれ来る子供たちのために − オフコース
終戦80周年を迎える8月に、世界平和と未来の子どもたちへの祈りを込めた楽曲。イントロから戦争の悲しさと鎮魂の鐘が聞こえ、大人としての責任を強く意識させる、平和への願いが胸に響きます。
9月/Grapefruit Moon − TOMOO
秋の始まりを「月」に託した曲。夏の終わりの未熟さと、“グレープフルーツの苦さ”が、大人へと移行する心の葛藤を象徴していて、月の満ち欠けのように移ろう情緒があります。
10月/Animal Spirits − VULFPECK
秋晴れのピクニック気分にぴったりなファンキーなナンバー。70年代ミニマルファンクを現代的に再構築しつつ、欠け間のある演奏とグルーヴ感、そしてJackson 5 を想起させる楽しさが満載です。
11月/Lean On Me − Music Travel Love
人肌恋しい11月に選ぶバラード。Bill Withers の名曲を、温かくも力強いメッセージとして再構築したこの歌は、“辛い時は頼ってほしい”という普遍的な思いが、文化を超えて深く響きます。
12月/That’s Christmas to Me − High School Musical
一年の締めくくりに選びたいクリスマスソング。家族や愛する人と過ごす日常の小さな喜びをシンプルなアレンジで表現し、HSMキャスト4人の歌声が温かいクリスマスの雰囲気を高めます。
課題提出日:2025.8.16
音楽は季節とリンクし、聴くタイミングによって感じ方が変わります。
今回紹介した12曲のプレイリスト「Seasons」は、「月ごとにおすすめの曲を聴きたい」という人にぴったり。
ぜひこのリストを参考に、四季折々のBGMとして取り入れてみてください。




